(25)投資信託のベンチマークとは何ですか?

こんにちは。

確定拠出年金 相談ねっと 認定ファイナンシャル・プランナーの加藤博です。

 

企業経営者のいとう たけしさんは確定拠出年金口座で資産形成をスタートします。

投資信託を購入して、運用益の非課税メリットを享受したいと考えています。

 

現在、投資信託について研究中です。

 

 

コラム『投資信託の目論見書って何ですか?』

では、投資信託の目論見書の見方を研究しました。

 

今回は、その続きです。

 

 

 

いとうさん 投資信託の「目論見書」は取扱説明書のようなものですが、チェックする項目はわかりましたか?

 

『 はい

<1>何に投資するのか?

<2>どんな運用をするのか?

<3>ベンチマークは何か?

<4>コストはいくらか?

 

の4点です。』

 

『今回調べた「DC日本株式インデックス・オープンS」の目論見書には

リスク(標準偏差)が記載されていませんでした。

 

リスク(標準偏差)が重要と習ったので、一生懸命探してしまいました。』

 

 

そうですね。あれほど、リスク(標準偏差)は重要とお話ししたから、

目論見書に載っていると考えますよね。

 

期間ごとで収益率(リターン)とリスク(標準偏差)は変化していきますから、目論見書ではなくて「説明資料」で確認します。

 

DC日本株式インデックス・オープンSの場合は、「確定拠出年金向け説明資料」という名称の資料に記載されています。

 

毎月月末を基準日として更新されています。

 

「基準価額」

「純資産総額」

「収益率(リターン)」

「リスク(標準偏差)」

 

これらの情報をアップデートするから「説明資料」に掲載しているのですね。

 

また、このデータはモーニングスターなどのWEBサイトで確認できますよ。

 

 

 

 

「スラップショット」というタブのページに掲載されています。

 

基準日 2016年9月30日 のデータです。

 

『ネットで確認すれば良いのですね。わかりました。』

 


 

今回は「ベンチマーク」について、研究していきましょう!

 

 

ベンチマークとは「投資信託の運用において、目標となる指数のこと」です。

 

例としてとりあげている「DC日本株式インデックス・オープンS」はTOPIXをベンチマークです。

 

TOPIXは東証株価指数のことで、東証1部上場銘柄の平均株価を表す指標です。

 

ベンチマークは目論見書に記載されているので確認できます。

 

投資信託の運用成績が良いか悪いかを見る有効な方法は、その投資信託がベンチマークに対して上回っているか下回っているのかをチェックすることです。

 

DC日本株式インデックス・オープンSの基準価額の推移をみてみましょう。

 

 

 

基準価額が赤色でベンチマーク(TOPIX)が青色です。

 

赤色が青色を上回っていますね。

 

ベンチマークより上回っているということです。

 

 

「ファンド(分配金再投資)とベンチマークの収益率とリスク(標準偏差)」の表で差異の数字が確認できます。

 

 

このように、ベンチマークに対してどのような動きなのか?を確認することで自分が購入した投資信託(ファンド)の運用成績を評価することができます。

 

ベンチマークが何か?

ベンチマークに対して上回っているのか?下回っているのか?

を確認しましょう!

 

 

 

 

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