確定拠出年金(iDeCo イデコ・マッチング拠出)の節税額を計算してみましょう!

確定拠出年金(DC)でどれくらい節税できるのか?解説します!

節税しながら資産形成できる確定拠出年金(DC)

「節税メリットが大きいので、活用しよう!」

と言われていますが、

実際どれくらい税金がお得になるのでしょうか?

イメージできない人も多いです。

節税額の計算方法は以下となります。

節税額=掛金×(所得税率+住民税率)

会社員の方は自分の所得税率が何%なのか?

ご存じですか?

日本の所得税は所得額に応じて税率が大きくなっていく仕組みです。

国税庁WEBサイトより

給与所得者は年末調整で所得税の納税が完了する場合が多く、
所得税の計算がわからないというケースが結構多いです。

年末調整後に会社から「源泉徴収票」がもらえます。副業なしの場合は「源泉徴収票」から所得税率が計算できます。

国税庁のHPに掲載されている「源泉徴収票サンプル」

給与所得者の所得税の計算をしてみましょう。

国税庁のサンプル国税太郎さんの事例で計算してみます。

所得税の対象となる金額

課税所得=①給与所得控除後の金額ー②所得控除の額の合計額

課税所得=
4,962,750 - 4,569,846 = 392,000(千円未満は切り捨て) 

所得税を計算する

課税される所得金額 税率 控除額
195万円以下 5%0円

所得税の速算表でみると、税率5%となります。

392,000×5%-0円=19,600円

これで、年間の所得税が計算できました。

国税太郎さんが個人型確定拠出年金(iDeCo イデコ)に加入した場合の所得税を計算してみましょう。

iDeCo

パンフレットをクリックするとiDeCoの詳細が分るページが開くよ

確定拠出年金の掛金は 「全額所得控除」になります。

確定拠出年金の掛金は「小規模企業共済等掛金控除」という名称の所得控除で控除されます。

確定拠出年金に 毎月2万円 掛けた場合で計算してみましょう。

所得税額が 12,000円減っていますね。
この金額が節税できた金額です。
12,000円は掛金 24万円の5%に該当します。

Aさんは所得税率 5%ですから、
節税額は掛金 24万円×5% で計算できます。

電卓カタカタ


今度は、Aさんのお金の流れで見てみましょう。

Aさんは
1月~12月まで
毎月 2万円 掛金を支払います。
12月までの1年間で
2万円×12ヶ月 =24万円
Aさんのお財布から確定拠出年金の口座に移ります。

仮に確定拠出年金の口座では、
1円もお金が増えたり、減ったりしなかった場合、
1年後の残高は 24万円でかわりません。

Aさんのお金は

自分の財布から 確定拠出年金口座へ移動しただけです。

この状態で、
12月に年末調整したら、12,000円が戻ってくるということです。

Aさんは

確定拠出年金の口座に24万円持っています。
戻ってくるお金=節税額は12,000円です。

節税額を利息と考えれば、1年間で増えたお金の割合は
12,000円/240,000円=5%
となります・

年間のお金が増える割合を年利といいますが、
年利5%と見ることもできます。

節税額は税率によって変わります。

所得税率が高い人はもっと、節税額も大きくなります。

なるほど

住民税の節税額は掛金×10%

住民税も同じような計算で節税額を計算できます。住民税率は10%ですので、24万円×10%で24000円が節税額です。

個人型確定拠出年金(iDeCo イデコ)の税メリットは
掛金の全額が所得控除され、節税しながら積立てできることです。

自分自身の所得税率がいくらになるのか?
確定拠出年金に加入したら、いくら節税できるのか?
を確認してみてはいかがでしょうか。

個人型確定拠出年金(iDeCo イデコ)は老後資金づくり専門の口座です。

税金メリットが大きいですが、60歳まで引き出すことができません。

教育費や住宅ローンなどの支出をよく考えて積立額を考えなければいけません。

個人型確定拠出年金(iDeCo イデコ)は口座維持コストが掛かる

口座維持するための手数料や

運用するための手数料が年間で約2000円~ 

掛かります。

毎月5,000円 年間6万円を積み立てした場合


所得税率が5%の人だと、6万円×(5%+10%)=9,000円が
節税効果で戻ってくる金額です。

月額5,000円だと口座手数料を考えるとメリットが少ないと感じる方もいるでしょう。

毎月いくら積立てするか?

いくら毎月積立できるのか?試算してからiDeCoはスタートしましょう。

節税額の大きさだけで決めないように!

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