(26)投資信託 インデックス型とは?

こんにちは。
確定拠出年金 相談ねっと 認定ファイナンシャル・プランナーの加藤博です。
企業経営者の いとう たけしさんは確定拠出年金口座で資産形成をスタートします。
投資信託を購入して、運用益の非課税メリットを享受したいと考えています。
現在、投資信託について研究中です。
では、投資信託のベンチマークについて研究しました。
ベンチマークである「日経平均株価」や「TOPIX(東証株価指数)」に連動するように運用されている投資信託をインデックス型と分類されています。
この対極にあるのが、指数を上回るパフォーマンスを目指して運用するアクティブ型投資信託です。
いとうさん インデックス型の投資信託はベンチマークに連動するように運用されています。
今回調べた「DC日本株式インデックス・オープンS」はTOPIX(東証株価指数)に連動するように運用されています。
インデクス型投資信託の特徴は、「手数料が安い」ということです。
SBI証券の個人型確定拠出年金の国内株式のインデックス型投資信託の手数料です。
2016年11月1日 に検索したデータです。
SBI証券 個人型確定拠出年金 商品検索サイトより
信託報酬は年0.2%~0.9%以内となっています。
ベンチマークを上回るパフォーマンスを目指すアクティブ型投資信託の信託報酬をみてみましょう。
2016年11月1日 に検索したデータです。
SBI証券 個人型確定拠出年金 商品検索サイトより
信託報酬は 年1.4%~1.65% となっています。
インデックス型とアクティブ型との信託報酬の差は1%程度ありますね。
コラム「確定拠出年金の投資信託にかかる費用(手数料)は何ですか?」
「信託報酬 1%の違い」で検証しましたが、1%の違いでも長期間となれば大きな違いとなってきます。
もう一度みてみましょう。
毎年24万円積立。わかりやすくするために、年利は0%としています。
信託報酬を0%と1%の場合で比較しみます。
10年、20年と積立期間が長くなるにつれて、
信託報酬の差額が大きくなっています。
信託報酬「1%」の違いは長期間で大きな差を生んでいます。
複利のパワーです。これが、マイナスで確実に作用します。
1%の差は大きいです。
インデックス型は手数料が安いという特徴は是非、押さえておきましょう。
インデックス型投資信託の特徴その2
「投資信託の商品がわかりやすい」という点ですね。
例でみている「DC日本株式インデックス・オープンS」はTOPIXに連動することを目標としています。
これは、「日本の株式市場全体を対象に投資している」といっても良いでしょう。
すなわち、日本経済に投資することになり、今後、日本の景気が良くなるかどうかを考えていれば良いのです。
個々の企業の業績を追いかける必要はありませんね。
通常、運用成績は基準価額の動きで確認しますが、TOPIXの動きを確認すれば良いので簡単ですね。
TOPIXは毎日、テレビや新聞、WEBで情報提供されています。
例えば、TOPIXが 1300のときに購入したインデックス型投資信託であれば、TOPIXが1300を上回っている時は投資した資金は増えており、下回っていれば資金は減っているとシンプルに考えれば良いです。
また、ベンチマークが同じインデックス型の投資信託については、どの投資信託を選ぶかによって最終的な運用成績に大きな差がつきません。
同じTOPIXをベンチマークとするインデックス型投資信託であれば、信託報酬が安い投資信託を選ぶのがベターでしょう。
信託報酬は確実なマイナスとなりますので。
インデックス型の投資信託は「パッシブ型投資信託とかパッシブファンド」と呼んだりします。
いとうさん、ご理解頂けましたでしょうか?
『インデックス型は手数料が安いのがいいですよね。手数料はチェックするポイントですよね』
『あと、インデックス型とパッシブ型と同じだったんですね~
別物と思ってました!わかりませんでした~』
運用手法によって「アクティブ(積極的)型」と「パッシブ(受動的)」と分類されますが、ベンチマークを上回る運用成績を狙うのが「アクティブ型」でベンチマークのインデックスに連動する運用成績を狙うのが「パッシブ型」と呼んでいます。
インデックス型=パッシブ型 と理解しておけば良いですよ。
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