(15)確定拠出年金 コツコツ積み立て!投資信託 1年間収益率とは?

こんにちは。
確定拠出年金相談ねっと 認定ファイナンシャル・プランナーの加藤博です。
確定拠出年金は老後資産を形成する目的で積み立てするにはダントツに有利な制度です。
まず、確定拠出年金を活用し、不足する分をNISA(少額投資非課税制度)や個人年金保険などの金融商品を活用しましょう。
来年2017年1月から加入出来るようになる公務員や専業主婦(主夫)のも要チェックですね。
40歳の企業経営者 いとう たけしさんは、確定拠出年金で老後資産づくりの積み立てを開始することを決意しました。
いとうさんは 運用して資産を増やしていきたいと考えています。
金融機関を選ぶうえで、月々の口座管理手数料も重要だけど、「投資信託の手数料がもっと重要!」と聞いて、投資信託について勉強しています。
いとうさん 資産運用を始めるに当たって、まず「運用する」とはどういうことなのか?を整理していきましょう。
確定拠出年金で「運用する」とは、運用商品を購入して資産の増加を目指すことです。
確定拠出年金の運用商品とは、預金、保険、投資信託等の金融商品のことです。
運用商品が預金や保険の場合は利息等、投資信託の場合は価格(基準価額)の上昇等により資産を増やすことを目指します。
預金や保険は元本確保型の商品で、満期まで保有すれば元本が確保され、利息がつきます。
投資信託は基準価額の上昇や下落により、資産が増えたり減ったりすることがあります。
確定拠出年金は掛金(元本)で運用商品を購入して運用を行います。
掛金(元本)がより増えた場合は収益となり、減った場合は損失となります。
増減額はいずれも「収益率(リターン)」と言います。
「収益率(リターン)」はどこみればわかるか?
投資信託は過去の基準価額の変動率で表されています。
以下はある投資信託の運用レポートです。
1年間の収益率(リターン)は5.41%でプラスとなっています。1年前に比べて基準価額が上昇したことを意味しています。
収益率は期間が1年以上の場合は年率、期間が1年未満のものについては年率換算されていません。
投資信託(ファンド)が一定の期間にどれだけの収益(損失)がでているかを調べるには、ファンドの収益率を調べる必要があります。
収益率とは、ある期間にファンドの基準価額がどれだけ上昇または下落したかを表す数値です。
基本的に、収益率は年率で算出します。年率換算することによって、他のファンドと比較できるようになります。
収益率(リターン)には月次収益率(リターン)、1年間収益率(リターン)、3年間(年率)収益率(リターン)などの表現方法があります。
基本は、1年間収益率(リターン)について理解を深めていきましょう。
1年間収益率(リターン)とは1年前の価格を基準にして、1年間でどれだけ資産が増えたか減ったかを示す指標です。
注意点として、分配金が出る場合は分配金を非課税で再投資したとして(=分配金を出さなかった場合の価格)で算出するのが一般的です。
この場合の計算方法は複雑です。イメージで理解しましょう。
収益率(リターン)は商品の運用状況を表す『ものさし』と考えてください。
なお、収益率は騰落率(とうらくりつ)と記載されている場合もあります。
つづく
「次回も投資信託の収益率(リターン)」について、お伝えします
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