(11)確定拠出年金の掛金をどうやってつくる? 団体定期保険を利用しょう!

こんにちは。確定拠出年金相談ねっと 認定ファイナンシャル・プランナーの
加藤博です。
40歳の企業経営者 いとう たけしさん は、確定拠出年金での
積み立てを開始したいと思っていますが、教育資金などもあり、
積立を開始できるかどうか悩んでいます。
確定拠出年金の掛金を捻出する方法のひとつとして、
生命保険の見直し方法をご説明しています。

いとうさん、団体定期保険の仕組や特徴をご説明しますね。
団体定期保険は、従業員の福利厚生制度として設計された死亡保障の保険で、大企業や商工会などで広く採用されています。
グループ保険や生命共済といった名称で親しまれています。
掛金が安い!
以外の特徴は 以下 のとおりです。
特徴1
医師の診査が不要で告知のみで加入できるため、手続きが簡単です。
特徴2
保険期間は1年更新です。
掛金は給与天引きや口座振替で払込ます。
特徴3
保険期間が終了した時点で、1年ごとに収支計算を行い、剰余金が生じた場合は、配当金が支払われます。
保険料の負担が軽減されることになります。
特徴4
団体定期保険は在職中の人を対象とした保険ですが、退職後は、健康状態を問わず新たな保険に切り替えることができます。
切り替え時は、病気を理由に切り替え加入を断られることはありません。
特徴5
掛金は生命保険料控除の対象です
特徴6
死亡保険金は、法定相続人一人あたり500万円まで相続税非課税となります。
特徴7
生命保険契約者保護機構の対象となっていますので、引受保険会社が破綻した場合でも、責任準備金の90%は保証されます。
このように、メリットの多い団体定期保険ですが、
気をつけなければいけない点もあります。
1年更新のため、保険料は毎年見直され、変動します。
また、加入できる上限があります。
団体定期保険は、一定の加入率や、
保険会社が定める被保険者数の要件
を満たす必要があるため、どの会社にもある制度ではありません。
この保険に加入できるのは、
この制度がある会社に勤めている人の特権です。
教育費や住宅の購入など支出が膨らみやすい一方、
一家の稼ぎ手に万が一のことがあったときの備えもおろそかにできません。
「保険料を抑えながら、一定の保障を得たい」
というニーズには適していますよ。
いとうさん、いかがでしょうか?
『掛金が安い うえに 手続きが簡単っていうのはいいですね!
でも、この保険は会社で導入しないと加入できないんですよね?』
そうです。団体に所属していないと加入できません。
大企業は自社単独で採用していますが、
中小企業は、商工会や協同組合などの団体に加入すると、
利用できますよ。
いとうさんの会社も、利用できる団体があります。
会社で団体に所属すれば、
いとうさん だけではなく
従業員の方も利用できますよ。
『そうなんですか!中小企業でも導入できるんですね!
従業員も利用できるのか~
うちは、子育て世代の社員ばかりです。
メリット多そうだな。導入しようかな~
どうやって、手続きするんですか?』
わかりました。それでは、具体的な方法をご説明しましょう。
つづく
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