(10)確定拠出年金の掛金をどうやってつくる?

掛金を捻出する方法
~確定拠出年金の掛金をどうやってつくる? 生命保険の見直し~
こんにちは。確定拠出年金相談ねっと 認定ファイナンシャル・プランナーの
加藤博です。
40歳の企業経営者 いとう たけしさん は、確定拠出年金での積み立てを開始したいと思っていますが、教育資金などもあり、積立を開始できるかどうか悩んでいます。
いとうさん、生命保険に加入した目的はなんですか?
『加入した目的ですか!?
そうですね~
家族のためですね』
ご家族想いですね。
具体的には、どんな事が心配で加入したのですか?
『万が一のときの生活費と教育費のためです。
まだ、子供が小学生なので。
私が死んでも、大学までの教育資金はなんとかしたいです』
お優しいですね。
いとうさんは 男の子と女の子 2人 いらっしゃるのですよね。
それでは、下のお子様が大学を卒業するまでの期間
保障が大切ということですね。
下のお嬢様はいくつですか?
『いま、8歳で小学校2年生ですよ。』
大学を卒業するまでの14年~15年はしっかりとした保障が
必要ということですね。
『はい。生命保険を見直しした時にも、
そうやって設計してもらったような・・・』
一定期間保障する生命保険を期間が定まった定期保険といいます。
定期保険は保険料を支払っている間だけ、保障されます。
いわゆる 掛け捨ての保険です。
定期保険は保険料が安いことが、大きな特徴です。
この定期保険を上手に活用することで、生命保険料を安くすることができます。
いとうさん、
会社の福利厚生制度で
「グループ保険」
とか
「生命共済制度」
という保険を聞いたことありませんか?
『う~ん、サラリーマンの時に回覧でみたかも・・・・
よくわからないです』
グループ保険、生命共済と呼ばれている保険は
団体定期保険といいます。
団体定期保険の特徴は、保険料が安いっていうことです。
例えば、40歳の男性の場合
死亡時の保障額 1,000万円だと
月々の掛金は2,000円程度です。
お子様2人の教育資金として、2,000万円必要と考えた場合でも、
月4,000円ぐらいで準備できます。
『結構安いですね。
2,000万円の保障で
月4,000円ぐらいなら、
今の保険より随分安いです』
そうですか。加入されている保険の種類が違うのかもしれませんね。
万が一の時のご家族のための保障は、安い定期保険で準備したほうが合理的です。
貯蓄性のある生命保険で貯蓄と死亡保障を両方準備する場合もありますけれど、
保険料が高くなってしまいます。
また、生命保険の貯蓄性は解約したときに戻ってくる率などで比較しますが、
最近の保険はこの率も低下しています。
『そうなんですか。確か私の保険も
60歳まで掛けたら、解約したときは
掛けた金額以上のお金が戻ってくるようなタイプですよ。』
この団体定期保険は、割安な保険料で大きな保障を確保でき、
柔軟に保障を見直すことができるので、自分自身のニーズに
合う部分は積極的に利用すると良いですね。
不足する部分については、個人で加入する保険を上手に
組み合わせることで、保険料を抑えつつ必要な保障を得る
ことができます。
『先生、この団体定期保険ってどうやって利用するのですか?』
それでは、次に団体定期の仕組と利用方法をご説明します。
つづく
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