(8)確定拠出年金を加入した場合の所得税の計算

 
 
~所得税ってどうやって計算するの  確定拠出年金に加入した場合~

 

 

こんにちは。確定拠出年金相談ねっと 認定ファイナンシャル・プランナーの加藤博です。

 

40歳の企業経営者 いとう たけしさん に所得税の仕組をご説明しています。

 

 Aさんの事例で所得税を計算してみました。

 

表にしてみるとこうなります。

 

 

 

 


いとうさん、では、Aさんが確定拠出年金に加入した場合の所得税を計算してみましょう。

 

 

確定拠出年金の掛金は 「全額所得控除」になります。

 

確定拠出年金の掛金は「小規模企業共済等掛金控除」という名称の所得控除で控除されます。

 

 

「ところで 小規模企業共済って なんですか?」

 

 

小規模企業共済とは、個人事業主や小規模会社の経営者の方が加入できる

退職金積立のような企業共済制度です。国の公的な制度です。

小規模企業共済の掛金も全額所得控除できます。

 

 

 

 

確定拠出年金に 毎月2万円 掛けた場合で計算してみましょう。

 

 

 

 

所得税額が 24,000円減っていますね。この金額が節税できた金額です。

 

24,000円は掛金 24万円の10%に該当します。

 

Aさんは所得税率 10%ですから、24,000円になります。

 

 

確定拠出年金に加入した場合の節税額

 

掛金 × 所得税率 

 

で計算できます。

 

 

いとうさん、確定拠出年金に加入すると、

掛金×所得税率が節税できることは理解できますか?

 

『はい。表でみると、わかります』

 


 

今度は、Aさんのお金の流れで見てみましょう。

 

 

Aさんは

1月~12月まで毎月 2万円 掛金を支払います。

12月までの1年間で

 

2万円×12ヶ月 = 24万円 

 

Aさんのお財布から確定拠出年金の口座に移ります。

 

仮に確定拠出年金の口座では、

 

1円もお金が増えたり、減ったりしなかった場合、1年後の残高は

24万円でかわりません。

 

Aさんのお金は

自分の財布から 確定拠出年金口座へ移動しただけです。

 

 

 

この状態で、

 

12月に年末調整したら、24,000円が戻ってくるということです。

 

 

Aさんは

 

確定拠出年金の口座に24万円持っています。

 

戻ってくるお金=節税額は24,000円です。

 

節税額を利息と考えれば、1年間で増えたお金の割合は

24,000円/240,000円=10%

となります。

 

1年間にどれだけお金が増えるかという割合を年利といいますが、年利10%と見ることもできます。

 

 

年間の金利が0.01%という銀行もありますから、

 

それと比べると1,000倍の年利ですね。

 

 

『1,000倍 って 聞くと凄いですね~』

 

 

『私の場合はどうなるでんしょうか?昨年の源泉徴収票もって来ました』

 

 

 

じゃあ、ちょっとみてみましょうか・・・・・

 

 

つづく

 

 

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